村田製作所が製品データ自動取得サービスの対象範囲を24倍に大幅拡大:組み込み開発ニュース
村田製作所は、外部システムから同社の最新の製品情報をリアルタイムに自動取得できる「製品情報管理APIサービス」の対象を拡充した。従来の3カテゴリーから同社Webサイトに登録中の全73カテゴリーへと拡大している。
村田製作所は2026年6月25日、外部システムから同社の最新の製品情報をリアルタイムに自動取得できる「製品情報管理APIサービス」の対象を拡充したと発表した。
製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に伴い、設計から部品選定、調達までの各種システムと、最新の製品データを自動的に連携させる仕組みが求められている。
しかし、従来の同サービスでは、対象製品が表面実装型やリード付きのセラミックコンデンサーおよびインダクターの3カテゴリーに限定されており、その他の製品に関しては利用者が手動で情報を取得し、更新する必要があった。手動による管理は利用者の負担となるほか、製品の仕様やステータスの変更をリアルタイムに把握しきれず、開発や部品供給に支障を来す可能性が懸念されていた。
今回は、従来提供していた3カテゴリーから24倍以上となる、同社Webサイトの製品データベースに登録されている全73カテゴリーへと対象範囲を大幅に拡大したことで、製品の仕様やステータスといった最新情報を、外部システムやプラットフォーム上で自動的に取得できるようになった。これにより、設計や部品選定、調達業務の効率が向上し、製品ステータスに変更が生じた際にも迅速に代替品を検討できるようになるため、部品の供給停止リスクを低減する。
同サービスは1日数回データを更新し、日本語、英語、中国語の3言語に対応する。提供する情報は、製品仕様や製品ステータスのほか、設計段階での性能確認に用いる信号特性データのSパラメーター、回路の動作確認に利用する回路構成データのSPICE Netlistなどを含む。ただし、提供データは同社Webサイトで既に公開されている製品に限定される。また、利用にあたっては同社が発行するAPIキーが必要となる。
同社は今後もデジタルサービスの機能拡充や外部システムとの連携強化を進め、さらなる利便性の向上に努める。
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