“ピラーtoピラー”の次世代デジタルコックピット、横幅約1.2mで7680画素:人とくるまのテクノロジー展2026
Qt Groupは、「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」において、車室内のダッシュボード全面がディスプレイになる“ピラーtoピラー”をイメージした次世代デジタルコックピット「Outspace」のデモを披露した。
Qt Groupは、「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」(2026年5月27〜29日、パシフィコ横浜)において、車室内のダッシュボード全面がディスプレイになる“ピラーtoピラー”をイメージした次世代デジタルコックピット「Outpace」のデモを披露した。
Outpaceのディスプレイの外形寸法は横1160×縦220mmで、画素数は7680×936。表示内容は3つに分かれており、左から、メーター+ADAS(先進運転支援システム)を用いた走行車線や他車両などの表示、フォトリアルなモデルを用いた車両の3D表示、ナビゲーションや音楽/映像コンテンツを選択できる一般的なカーナビの表示となっている。
OutpaceのOSは「Android Automotive」を使用しているが、基本的にはOS非依存で、QNXやAutomotive Grade LinuxなどのLinuxにも横展開できるようになっている。これはQt Groupの車載HMI開発ツールの方針にのっとったもので、自動車メーカーが各国/地域に合わせたマルチOSでの展開が検討しやすくなる。
ADASとの統合については、Qt Groupから提供する「ADASテンプレート」をベースに、自動車メーカーやティア1サプライヤーの要件やアセットを組み込むことで開発期間を短縮できるとしている。自動運転技術が進化する中で、今後車載HMIとして重視されるようになるという。
プロセッサはクアルコムなどのハイエンド製品と比べて比較的安価なMediaTekの『MT8676』を採用している。「3Dをフル活用したOutpaceのデモを十分に高いパフォーマンスで表示できている」(Qt Groupの説明員)。
なお、Qt GroupがOutpaceを初披露したのは2026年4月開催の「第19回北京国際自動車展」で、約1カ月の遅れながら早々に日本の展示会に持ち込んだことになる。
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