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島津とアステラス、最大768サンプル同時処理のHTE自動化装置を開発:医療機器ニュース
島津製作所とアステラス製薬は、低分子、中分子医薬品の反応条件スクリーニング用ロボットHTE自動化装置「AtmosOrchestra」を共同開発した。最大768サンプルの処理が可能だ。
島津製作所は2026年5月19日、アステラス製薬と共同で、低分子、中分子医薬品の反応条件スクリーニング用のロボットHTE(ハイスループット実験)自動化装置「AtmosOrchestra」を開発したと発表した。開発初期のサンプル合成工程を産業用ロボットや分注装置で自動化し、無人化する。
HTEは、創薬の化合物探索やプロセス化学の反応条件最適化を、ロボットやAI(人工知能)で高速かつ並行に実行する手法だ。AtmosOrchestraは、分注や遠心濃縮機による溶媒乾燥、加熱撹拌(かくはん)を伴う反応などの全工程を自動化した。
各モジュールやロボットアームは反応チャンバーに収容されており、稼働時は化合物の酸化や吸湿を防ぐために内部を窒素置換し、低酸素かつ低湿度下で化学反応を可能とした。性能面では、8台の専用加熱撹拌モジュールと3台の分注装置により、一度の稼働で最大768サンプルを同時処理できる。夜間や休日の無人運転に対応し、省人化とスループット向上に貢献する。
また、チャンバー前後のパスボックスから試薬供給やサンプル回収が可能だ。制御ソフトウェアには島津製作所の「LabSolutions DB」を採用し、複雑な条件設定を容易にするとともに、アカウント管理や自動レポート作成機能でサンプルのトレーサビリティーも確保した。
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