複数のFPGAファミリーの製品ライフサイクルサポートを2045年まで延長:組み込み開発ニュース
Altera(アルテラ)は、「Agilex」「MAX 10」「Cyclone V」の各FPGAファミリーにおける製品ライフサイクルサポートを2045年まで延長する。継続的なサポートにより、顧客の再設計リスク低減とシステムの長期運用を支援する。
Altera(アルテラ)は2026年4月9日(現地時間)、「Agilex」「MAX 10」「Cyclone V」の各FPGAファミリーについて、製品ライフサイクルサポートを2045年まで延長すると発表した。独立したFPGA専業プロバイダーとして、産業機器や航空宇宙、医療などの長期運用が不可欠な分野に対し、継続的なサポートに取り組む方針を明確にした。
今回の延長により、数十年単位のサポートが求められるミッションクリティカルなアプリケーションを構築する顧客は、コストのかかる再設計や再認証のリスクを抑制しながら設計を進められる。
対象にはAgilexシリーズのFPGAおよびSoC(System on Chip)、MAX 10 FPGA、Cyclone V FPGAおよびSoCが含まれる。ただし、HBM2E(高帯域幅メモリ)を統合したAgilex 7デバイスについては、メモリ自体のライフサイクル特性により今回の延長対象には含まれない。
即時起動機能を備えるMAX 10は量産開始から10年以上が経過しており、コストや消費電力に制約のある設計に適している。また、Cyclone Vは幅広い市場で採用実績があり、既存設計の維持に貢献する。最新のAgilexシリーズは、効率最適化から高性能要件まで、さまざまなソリューションを提供してシステム要件に応じたスケーリングを可能にする。
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