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千葉で油化ケミカルリサイクル設備の商業運転開始、使用済みプラを再資源化:リサイクルニュース
ケミカルリサイクル・ジャパンは、千葉事業所に隣接する市原事業所(千葉県市原市)で、油化ケミカルリサイクル設備の商業運転を2026年4月27日に開始した。
出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下、CRJ)は2026年4月28日、千葉事業所に隣接する市原事業所(千葉県市原市)で、油化ケミカルリサイクル設備(使用済みプラスチック処理能力:年間2万トン)の商業運転を同月27日に開始したと発表した。同日、千葉事業所で竣工式を行った。
油化ケミカルリサイクルとは、使用済みプラスチックを油化して生産したケミカルリサイクル(CR)油を原料にケミカルリサイクル化学品などを製造する再資源化の手法を指す。
油化ケミカルリサイクル設備は、家庭や企業などから排出される使用済みプラスチックを原料に、独自の油化ケミカルリサイクル技術を用いて、軽質原油に相当するCR油を生産する。CRJでは、触媒を用いてプラスチックを分解する接触分解システムを採用している。
生産されたCR油は、同社グループの製油所/事業所の石油精製装置および石油化学装置を経て、マスバランス方式を適用したケミカルリサイクル化学品などに再資源化される。マスバランス方式とは、原材料から製品への加工/流通工程において、ある特性を持った原料(例:使用済みプラスチック由来の原料)がそうでない原料(例:石油由来の原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法だ。
これにより、従来は焼却や埋め立てられることが多かった使用済みプラスチックを、資源として循環利用できる。
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