過去最大規模「FOOMA JAPAN」開催へ、政府成長戦略「フードテック」の実装焦点:FOOMA JAPAN 2026(2/2 ページ)
日本食品機械工業会は過去最大規模となる食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2026」の開催概要を発表。日本政府の成長戦略に「フードテック」が含まれたことを背景に、今回は新設エリアなどを通じて先端技術の社会実装の加速を目指す。
FOOMAアワードにはアンリツのにおい検査機などノミネート
出展製品を対象に、技術の工夫や革新性、自動化、高度化などの観点から優秀な食品機械/装置を検証する「第5回FOOMAアワード2026」は、応募数27件の中から6製品が最優秀賞ノミネート製品に決定した。ノミネート製品は以下の通り。
アンリツ「におい検査機」
安定した周波数を維持できる水晶振動子をにおいセンサーに採用。センサー素子アレイがにおい分子を吸着することで振動周波数が変化し、においの違いを見つけられる。分析アプリでにおいの合否判定が合理的に可能に。
システムスクエア「ハイジェニック高精細 デュアルエナジーX線検査機」
小骨も見逃さない食肉水産加工品向け高精度X線検査機。クーラーレス、完全密閉IP69Kで装置全体を高圧洗浄機で丸洗いでき、設備の衛生を保つ。異物検査と食肉の脂肪率測定を同時に実現する。
品川工業所「蒸気加熱式ロールたまご焼成機」
熱源に蒸気を用い、ケース下部にジャケット構造を設けることで放熱を最低限に抑制。従来のガス式と異なり、放熱によるエネルギーロスが少なく、たまご焼成にかかるエネルギーコストを削減する。
ソディック「連続式真空冷却装置」
真空冷却技術を連続処理工程として実現した冷却装置。加熱調理後食品の温度を短時間で低下させる。食品を真空槽内へ連続搬送する構造を採用し、台車搬送や人手による積載作業が不要に。
フジワラテクノアート「小型通気式固体培養装置」
微生物によって未利用資源の高付加価値化/有効利用を目指す小規模培養装置。産業用大型機と同等の固体培養環境を小型装置で再現し、自動攪拌/自動制御により無人培養運転を可能に。
ワタナベフーマック「ノーヴァSライン」
ローストビーフやチャーシューなどの加工肉類に特化した専用設計で、高速スライス(最高毎分600回)により、生産性の向上に貢献。独自機構の採用で厚みの不ぞろいや切りくず(ロス)を大幅に軽減した。
上記の中から、展示会初日(2026年6月2日)に最優秀賞が発表される。
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