オートデスク、3Dビジュアライゼーション「VRED」をApple Vision Pro向けに提供:VR/AR/MRニュース
米Autodeskは、Apple、NVIDIA、Innoactiveと協業し、「Immersive for Autodesk VRED」を「Apple Vision Pro」向けに提供すると発表した。エンタープライズ向けXRストリーミングの実現を通じて、世界中のデザインチームに没入型の空間デザインレビュー環境を提供する。
米Autodesk(オートデスク)は2026年3月17日(現地時間)、Apple、NVIDIA、Innoactiveと協業し、「Immersive for Autodesk VRED」を空間コンピューティングデバイス「Apple Vision Pro」向けに提供すると発表した。
Immersive for Autodesk VREDは、Autodeskの3Dビジュアライゼーションソフトウェア「Autodesk VRED」をApple Vision Pro向けに最適化したアプリケーションで、エンタープライズ向けXRストリーミングの実現を通じて、世界中のデザインチームに没入型の空間デザインレビュー環境を提供する。
Autodeskは、今春予定の「NVIDIA CloudXR 6.0」に対応するApple Vision Pro向けOS「visionOS 26.4」のリリースに併せ、Immersive for Autodesk VREDをApp Storeで公開する予定だ。
Autodesk VREDは、主に自動車メーカーで活用されている。開発プロセス全体を通して、グローバルチームが自動車デザインを視覚的に検討/評価/共有できる環境を提供する。
初期のコンセプトレビューから経営層による最終承認に至るまで、Autodesk VREDはフォトリアリスティックな忠実度とリアルタイムのコラボレーションにより、デザイナーやレビュー担当者が車両を高精度に体験できるよう支援する。さらに、AI(人工知能)によるレンダリングの高速化や反復作業を削減するインテリジェントなワークフローなどの先進機能により、創造性を損なうことなく開発スピードの向上を実現する。
Autodesk オートモーティブデザイン担当バイスプレジデントのトーマス・ヒーアマン氏は「デザインレビューは、車両開発プロセスにおいて極めて重要な工程だ。Autodesk VREDをApple Vision Proに対応させることで、空間コンピューティングの力を活用し、没入感のあるリアルタイムなコラボレーションをグローバル企業にとってより身近なものにする。これは当社の“Design & Make(デザインと創造)”のプラットフォームの自然な進化であり、顧客の開発スピード向上を支援するという当社のコミットメントを示すものだ」とコメントする。
自動車開発チームはImmersive for Autodesk VREDの活用により、さらにアクセスしやすく没入感の高いデザインレビュー体験が可能となり、これまで以上に確信を持って意思決定を行えるようになるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
XR体験型広告の効果が、理解度や購買意欲で2D動画を上回る検証結果
MESONは、空間体験プラットフォーム「Immersive Showroom」で、XR体験型広告の効果を測定した。測定結果は2D広告と比べて理解度、共感、購買意欲の各項目でXR広告が上回った。
V、ホンダの実証実験ラボ「Honda Motanion Lab」の企画/制作を担当
ホンダのプロジェクト「Honda Motanion」において、VRChat上の実証実験ラボワールド「Honda Motanion Lab」の企画/制作をVが担当する。来訪者は「試乗、カスタム、撮影」といった体験に加えて、開発チームへ直接フィードバックを送信できる。
リコージャパン、VR空間共有で設計検討を高度化 手戻り削減と合意形成を支援
リコージャパンは、VRを活用した空間共有ソリューション「RICOH Virtual Workplace」の説明会兼体験会を開催。東京都建設局の石神井川護岸整備事業において、設計業務を受託したドーコンが同ソリューションを採用した事例を紹介した。
奥行き表現やトラッキング機能を強化したVR設計検証支援システム
サイバネットシステムは、製造業向けVR設計レビュー支援システム「バーチャルデザインレビュー」のV9.0を発表した。MR技術を強化し、作業者の手とVR内の物体との前後関係を自然に再現する「オクルージョン処理」を搭載する。
製造業のVR活用を後押し 検証ソリューションが対応デバイスを拡充
ラティス・テクノロジーのVR検証ソリューション「XVL Studio VRオプション」が、VRデバイス「Meta Quest 3S」に対応した。これにより、複数拠点や複数人によるVR検証を、手軽なデバイス構成で展開できる。
VR検証ソリューションが最新VRデバイスに対応、保守や教育分野を想定
ラティス・テクノロジーのVR検証ソリューション「XVL VR」が、HTC製のVRデバイス「Vive Focus Vision」に対応した。アフターサービスや保守現場での作業検証、教育、レビュー、展示会など幅広い用途に対応する。
