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タンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証実験をさいたま市で実施:製造マネジメントニュース
カネカは、さいたま市と「次世代型太陽電池の実証事業に関する連携協定」を締結した。2026年3月18日〜2027年3月26日まで、本庁舎敷地内でタンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証実験を行う。
カネカは2026年3月18日、さいたま市と「次世代型太陽電池の実証事業に関する連携協定」を締結したと発表した。同日〜2027年3月26日まで、同市本庁舎敷地内でタンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証実験を実施する。
タンデム型ペロブスカイト太陽電池は、カネカのヘテロ接合型結晶シリコン太陽電池の上に、ペロブスカイト太陽電池を積層している。それぞれが異なる波長の光を吸収することで、従来よりも高い変換効率と高耐久性を可能にする。
同事業では、2枚のタンデム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを屋外に設置し、発電性能と耐久性能について実証実験する。パネルサイズは、1枚あたり約995×約1085mmとなる。
タンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証実験は、公共施設としては国内初になるという。発電した電力は、蓄電池に充電。独立電源システムとして、非常時の電力供給に活用する。
同社は今後、実証実験で得られた知見を活用し、社会実装に向けた検討を進める。2028年度には、タンデム型ペロブスカイト太陽電池の製品販売を開始する予定だ。
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