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減らすだけでは効果なし、完全禁酒/禁煙で食道がん治療後の発生リスクが5分の1に:医療技術ニュース
京都大学らは、早期食道がんの内視鏡的切除後、飲酒と喫煙の両方を完全にやめることで、新たな食道がんが発生するリスクを大幅に抑制できることを明らかにした。330人を10年以上にわたり追跡した研究結果だ。
京都大学は2026年2月12日、早期食道がんにおいて、内視鏡的切除後に飲酒と喫煙の両方を完全にやめることで、治療後の食道に2個目、3個目のがんが発生する異時性発がんのリスクが、約5分の1に低下することを明らかにしたと発表した。全国20施設の共同研究であるJEC試験の成果だ。
JEC試験は、内視鏡的切除を受けた早期食道扁平上皮がん患者330人を対象とした前向きコホート研究で、追跡期間の中央値は10年だ。
定期的に内視鏡検査をした結果、飲酒や喫煙の量を減らすだけでは抑制効果は得られず、完全に断つことが必要であると判明した。飲酒と喫煙の両方を完全にやめた人のリスクは約5分の1に低下した。
飲酒だけをやめた人は半分、喫煙だけをやめた人は約6割、リスクが低下した。食道粘膜に高度の異常がある人では、禁酒の効果が特に高かった。
また、禁煙を継続できる患者と比較して、禁酒を継続できる患者は少ない実態も明らかになった。
食道がんは内視鏡的切除による食道温存が可能となっているが、温存された食道における異時性発がんは長年の課題となっていた。今回の10年以上にわたる前向きコホート研究により、生活習慣の改善が発がん抑制に直結することが示された。
今回の成果により、食道がん治療後における禁酒、禁煙指導の重要性が明らかとなった。飲酒、喫煙に関連するがんの予防対策と啓発への貢献が期待される。
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