ソニーがSTB不要のデジタルサイネージを提案、AIデジタルヒューマンも組み込める:リテールテックJAPAN 2026
ソニーは、「リテールテックJAPAN 2026」において、デジタルサイネージなどに最適な法人向け「ブラビア」の新製品「BZ-Pシリーズ」を展示した。2026年6月から順次発売予定である。
ソニーは、「リテールテックJAPAN 2026」(2026年3月3〜6日、東京ビッグサイト)において、デジタルサイネージなどに最適な法人向け「ブラビア」の新製品「BZ-Pシリーズ」を展示した。2026年6月から順次発売予定である。
BZ-Pシリーズは、一般消費者向けテレビ製品のブラビアにも採用している高性能プロセッサ「XR」による高度なコントラスト処理と、高いヘイズ値のコーティングを組み合わせることで、映り込みを抑えながらコントラストの高い映像表現を実現する「ディープブラック・ノングレア」を搭載している。これにより、デジタルサイネージが設置されるロビーや店舗など、強い照明や外光が差し込み、本来の色味が再現しづらい場所でも見せたい映像をはっきりと鮮やかに表示することができる。
また、新開発の高効率光学システムとXRのAI認識システムを連携した精密なバックライト制御により、従来モデルと比べて大幅な省電力化も実現している。従来の法人向けブラビアにはなかったIP5Xの防塵(じん)性能を持つラインアップをそろえており、粉塵が舞いやすい店舗の入り口付近や工場、倉庫などでも安心して利用できるとしている。
さらに、高性能のSoC(System on Chip)を搭載することで、外付けのSTB(セットトップボックス)を使わずにデジタルサイネージに表示するコンテンツを運用することが可能だ。「一般消費者向けのブラビアで培ってきたAndorid OSの技術を基に、さまざまなコンテンツをBZ-Pシリーズに組み込んで運用できるようにした」(ソニーの説明員)。
展示では、縦置きにした65インチモデルのBZ-Pシリーズに、スタートアップのKLleonが提供するAI(人工知能)デジタルヒューマンを表示し、来場者の音声入力に合わせて会話のやりとりを行うデモンストレーションを披露した。クラウドとBZ-PシリーズのSoCでAI処理を分散することで、応答速度の向上や通信負荷の低減などのメリットが得られるという。
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