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水素混焼で衛生陶器を製造、年間140トンのCO2を削減:材料技術
TOTOは、衛生陶器の焼成工程において、CO2を排出しないグリーン水素と従来の都市ガスを混ぜて焼成する、水素混焼での生産を開始した。水素混焼の取り組みにより、年間140トンのCO2排出量を削減できる。
TOTOは2026年1月8日、衛生陶器の焼成工程において、CO2を排出しないグリーン水素と従来の都市ガスを混ぜて焼成する、水素混焼での生産を開始した。
同社は2023年より、グループ会社のTOTOサニテクノ小倉工場で、水素実用化の検証を進めてきた。2024年2月には水素試験窯を、2025年4月からは同敷地内に水素発生装置を導入。再生可能エネルギー電力を用いて水を電気分解することでグリーン水素を製造し、繰り返し評価を実施してきた。
今回、グリーン水素による混焼技術の確立に成功したことから、水素混焼率体積比約20%で実際の商品を生産する窯での水素混焼を開始。衛生陶器の製造においてScope1 CO2排出の約75%を焼成工程が占めるため、水素混焼の取り組みにより年間140トン(7%相当)のCO2排出量を削減できる。
同社は今後、水素混焼率の向上や他拠点への展開も検討している。
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