計測データの編集と検査機能を強化したポリゴンデータ編集ソフト:メカ設計ニュース
UELは、ポリゴンデータ編集ソフトの最新版「POLYGONALmeister Ver.10.0」を発売した。トリム機能や凹凸検査機能を強化し、計測データの編集効率の向上と検査時間の大幅な短縮を図った。
UELは2026年1月29日、ポリゴンデータ編集ソフトの最新版「POLYGONALmeister(ポリゴナルマイスター) Ver.10.0」を発売した。3DスキャナーやCT装置で取得したデータの編集および検査機能を強化している。価格は、CAD面化機能を含むフルパッケージ「POLYGONALmeister Reverse」が198万円(税込)。3年間で500セットの販売を目指す。
最新版では、シェルの輪郭線によるトリム機能を追加した。立体物の裏側のトリムやクリアランスを指定でき、従来製品では複数のコマンドを組み合わせていた作業を1つのコマンドで実行する。3Dプリンタ向けの設計を支援し、操作性と作業効率の向上を図った。
検査機能では、円筒面の凹凸データをヒートマップとして2次元展開できる。パイプ形状のような曲面でも、一度の表示で全体を俯瞰(ふかん)可能だ。これにより、異常箇所の発見が容易になり、従来は部分ごとに確認していた検査時間を大幅に短縮する。
また、文字レリーフ機能は座標で位置を指定し、モデルごとの位置の微調整の手間を削減した。フォントはMeiryo UIなどを追加。配置機能は、メッシュ上の頂点から空間上の任意点への配置にも対応した。
ポリゴンデータの活用が製造、医療、土木など各分野で進む中、計測データの編集や検査はオペレーターにとっては高度な作業となる。同社は、同ソフトのコマンドをAPI経由に提供することで、専用システム構築にも注力する方針だ。
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