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再使用型宇宙機の開発にクラウドネイティブなCAD/PDMプラットフォームを採用:CADニュース
PTCのクラウドネイティブなCAD/PDMプラットフォーム「Onshape」を、再使用型宇宙機を開発するReditus Spaceが採用した。2026年7月に打ち上げ予定の再使用型衛星の開発に適用する。
PTCは2026年1月20日、再使用型宇宙機を開発するReditus Spaceが、クラウドネイティブな同社のCAD/PDMプラットフォーム「Onshape」を採用したと発表した。これにより、同年7月に打ち上げ予定の再使用型衛星「ENOS Mk1」の開発を加速させる。
Reditus Spaceは、スタートアップ企業向けの「Onshape Startup Program」に参加しており、初期コンセプトから飛行可能なレベルへと迅速に設計を移行するためにOnshapeを活用してきた。本格的な軌道ミッションとなるENOS Mk1の準備を進める中で、設計のスピードを維持しつつ、ITAR(国際武器取引規則)やEAR(輸出管理規則)の要件を満たすために「Onshape Government」へ移行した。
開発中のENOS Mk1は、SpaceXの「Falcon 9」によるライドシェアで打ち上げられる計画だ。再使用可能な宇宙機を低軌道に投入し、商用ペイロードを搭載して約8週間周回した後、地球へ帰還して回収後に再利用する予定だ。
再使用型宇宙機と関連ハードウェアの開発支援にOnshapeを活用したことで、必要なコンプライアンスと管理性を確保しつつ、チーム規模を拡大できた。また、高速な反復設計と厳格な規制要件への適合を両立し、軌道再突入カプセルの開発スピードを加速できるとしている。
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