高強度/高伸度の無色透明ポリウレア樹脂、手塗りが可能:材料技術
ユニチカは、ピュアポリウレアでありながら、高い透明性と高強度/高伸度を兼ね備えた「無色透明ポリウレア樹脂」を開発した。
ユニチカは2026年1月22日、ピュアポリウレアでありながら、高い透明性と高強度/高伸度を兼ね備え、手塗りが可能な「無色透明ポリウレア樹脂」を開発したと発表した。
独自の設計技術で高い透明性と高強度/高伸度を実現
同社では、手塗りが可能なポリウレア樹脂を開発し、「STERRALOCK(ステラロック)」のブランドで用途開発を進めてきた。
従来のポリウレア樹脂は、2液混合後の反応が非常に速いため専用の吹付装置を必要としていた。しかし、STERRALOCKは、強度などの物性はそのままで反応速度をコントロールし、特殊な装置を必要とせず手塗りでの塗工が可能な点が特徴だ。
これまでさまざまな分野でニーズがあり施工例も増えてくる中、より幅広い用途での展開を可能とするため、無色透明かつ強靭なポリウレア樹脂への要望が高まっていた。そこで、同社は無色透明ポリウレア樹脂を開発した。
無色透明ポリウレア樹脂は、同社独自のポリマー設計技術により高い透明性と高強度/高伸度を実現している。無色透明銘柄ではこれまで困難とされてきた高伸度を実現し、さらにピュアポリウレアであるため比較的高い耐薬品性を兼ね備えている。
加えて、高透明であることで、意匠性を損なうことなく高強度な塗膜形成が可能となり、衝撃からの保護、造形物の高強度化、防水施工、剥落防止、内部の様子を容易に確認できる。そのため保守点検コストの削減や異常の早期発見に貢献するコート剤などの用途で使える。
現在、同社は他の銘柄と同様に無色透明ポリウレア樹脂のサンプルワークを進めている。引き続き、各業界において評価を推進し、STERRALOCKが強みを発揮できる用途開拓を行う。また、土木/建築分野に向けては必要な規格/認証の取得を進め、インフラ整備の社会課題を解決する機能資材として早期の実用化を目指す。
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