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3000mm幅の位相差フィルムライン増設、年間4500万m2の生産能力に:工場ニュース
日本ゼオンは、富山県の氷見二上工場において、大画面液晶テレビ用位相差フィルムラインの増設工事に着手する。工場内に新たな建屋を建設し、年間4500万m△△2△△の生産能力を有する設備を設ける。
日本ゼオンは2025年12月15日、氷見二上工場(富山県氷見市/高岡市)において、大画面液晶テレビ用位相差フィルムラインの増設工事に着手すると発表した。工場内に新たな建屋を建設し、年間4500万m2の生産能力を有する設備を導入する。
同社の位相差フィルム「ゼオノアフィルム」は、独自技術で開発した熱可塑性プラスチック(COP)を原料とし、溶融押出法で生産している。優れた光学特性と寸法安定性を備え、大型テレビのディスプレイに視野角補償や反射防止機能を付与できる。
今回増設するフィルムラインは、世界最大級となる3000mm幅フィルムを生産する設備だ。新ラインにより、同社のテレビ用位相差フィルムの生産能力は約20%増え、年間2億6400万m2に拡大する。
同社は、液晶テレビの大型化需要の拡大に応えるため、増設ラインの量産開始を2027年夏に予定しており、操業人員の確保も進めている。
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