ソニー・ホンダが独自検査施設「Quality Gate」を設立、生産品質の安定にも寄与:車両デザイン
ソニー・ホンダモビリティは、量産車の第1弾モデルである「AFEELA 1」について生産ラインを使用した試作を実施したと発表した。併せて、独自の多角的な検査を追加で行う品質検査施設「Quality Gate」を設立したことも明らかにした。
ソニー・ホンダモビリティは2026年1月2日、量産車の第1弾モデルである「AFEELA 1」について生産ラインを使用した試作を実施したと発表した。製造委託パートナーであるホンダ傘下のHonda Development & Manufacturing of Americaのイーストリバティ工場(オハイオ州)を用いており、AFEELA 1の量産準備工程の一環として行われた。
また、ソニー・ホンダモビリティは、同社の要求仕様に基づいてホンダの厳格な品質検査を経て製造された車両に対して独自の多角的な検査を追加で行う品質検査施設「Quality Gate」をイーストリバティ工場に隣接する形で設立した。
AFEELA 1をはじめとするソニー・ホンダモビリティの車両「AFEELA」の量産では、従来の自動車に求められる厳格な製造品質に加えて、車両に搭載される40個のセンサーやパノラミックスクリーンと各種アプリ、AI(人工知能)や通信といった高度なテクノロジーの統合が求められる。そのためQuality Gateでは、ホンダの厳格な品質基準に基づき生産されたAFEELAの車両を受領後に独自の品質検査を行う方針である。
この独自の品質検査は「Function Inspection(機能検査)」と「Exterior Inspection(外装検査)」という2つの観点で行われる。機能検査では、従来の製造品質に加え、車載インフォテインメントシステム、各種センサー、通信の安定性などAFEELA独自のインテリジェント機能の動作を確認する。一方、外装検査では、AFEELAブランドを象徴するエクステリアデザインの完成度を徹底的に確認する。表面の連続性、反射の均一性など、エクステリアデザイン要素の精度を精緻に検査するとともに、わずかなひずみや凹凸の発生も抑制するとしている。
Quality Gateは、生産品質安定化へのフィードバック機能も備える予定だ。同所で収集したさまざまなデータが、ソニー・ホンダモビリティの車両設計部門やホンダのイーストリバティ工場の製造現場にフィードバックされることで、AFEELAの生産品質安定化と継続的な改善に貢献するという。
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