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米オハイオ州でAFEELA 1の量産化に向けた試作を実施工場ニュース

ソニー・ホンダモビリティは、製造委託先である米オハイオ州のHondaイーストリバティ工場にて2026年の量産開始に向けて「AFEELA 1」の試作を実施した。

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 ソニー・ホンダモビリティは2025年7月30日、米オハイオ州のホンダイーストリバティ工場で「AFEELA 1」の試作を実施したと発表した。量産開始は2026年を予定している。

 量産前の試作は、AFEELA 1が目指す品質基盤を構築するための重要なステップとなる。各サプライヤーから供給されるパーツと車体との適合具合、組み立て精度、塗装品質などを検証する。細部へも徹底してこだわり、パネルやパーツ間の隙間をコンマミリ単位以下で調整を実施する。

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AFEELA 1に使用されるパーツは1つ1つ適合性を専用のスキャナーで検査される。[クリックで拡大] 出所:ソニー・ホンダモビリティ
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専用のツールを使ってパーツ間の隙間まで確認。[クリックで拡大] 出所:ソニー・ホンダモビリティ

 この精緻なプロセスが、AFEELAの自動車としての完成度を一段向上させる。工場には、AFEELA 1専用の治具も導入されている。特に、エクステリアデザインは、装飾的なラインや誇張された面の抑揚を入念に除去。滑らかで、硬質感と緊張感を兼ね備えたサーフェスであるため、わずかな不具合も許されない。AFEELAのエクステリアはクリーンで光や周囲の環境を反射する構造でもあるので、塗装下地を研磨する独自のプロセスを追加した。

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AFEELA 1独自の研磨工程が、均一感のある美しい反射を実現。[クリックで拡大] 出所:ソニー・ホンダモビリティ

 同工場で生産され品質検査を終えてから出荷された車両は、現在ソニー・ホンダモビリティが建設中の「Quality Gate」に運搬され、ソニー・ホンダモビリティ独自の検査工程に進む。今後、同工場では本格的な生産ラインの導入準備と品質向上に向けた取り組みを行う。

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