この記事は、2025年12月23日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
タイで暮らしていた頃、カンボジアの国境の街ポイペトを訪れたことがあります。陸路で数時間自動車に乗っていると国境に着き、歩いて違う国に入るという感覚は新鮮でした。
ミャンマーやタイ、カンボジア、ラオス、ベトナムは“陸のASEAN”とも呼ばれ、幹線道路の整備などを進めてコネクティビティ(接続性)を高め、貿易や投資を活性化させる動きが当時からありました。日本も円借款などを通してこれらの動きをサポートしてきました。
ただし、そのタイとカンボジアとの間では今、軍事衝突が激化しています。
国境を越える製造業、そのリスク
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