2025年に窯業業界の特許資産規模で1位になった企業とは:知財ニュース
パテント・リザルトは、「窯業業界」の特許を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめた。
パテント・リザルトは2025年12月10日、「窯業業界」の特許を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめたと発表した。
同ランキングでは、2024年4月1日〜2025年3月31日の1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計した。その集計結果、1位は日本ガイシで、2位はAGC、3位はTOTOとなった。
1位の日本ガイシで注目度の高い特許には「製造時の不具合と使用時の熱均一性の課題を解決した構造の、セラミック製高性能ウエハ載置台」や「高速処理を実現できる熱処理システムである匣鉢の処理装置」に関する技術が挙げられる。
2位のAGCは「密度0.5〜1.95g/cm3の気泡を含むシリカガラスおよびその製造方法に関する高周波デバイス用材料」や「車両用窓ガラスを透過した光がフード部で反射し、反射像が車両用窓ガラスへ映り込むことを抑制できる車載カメラ付き車両用窓ガラス」に関する技術などが注目度の高い特許としてある。
3位のTOTOで注目度の高い特許には「使用者がトイレ装置に触れずに携帯端末とトイレ装置とをペアリングできるトイレシステム」や「水洗大便器と独立して取り付けられ、排せつ物を撮影できる排せつ物撮影装置」などに関する技術が挙げられる。
4位のLIXILは「人が強い電波を長時間受けてしまう事を抑制可能なワイヤレス給電システム」、5位の日本特殊陶業は「過早着火の発生を低減できるスパークプラグ」が、注目度の高い特許としてある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
繊維、紙、パルプ業界の特許けん制力ランキング 1位は東レ
パテント・リザルトの「繊維・紙・パルプ業界 他社牽制力ランキング2024」で東レが1位となった。2位に東洋紡、3位に王子ホールディングスが続いた。
ゴム製品業界の特許けん制力ランキング2024 1位はブリヂストン
パテント・リザルトの「ゴム製品業界 他社牽制力ランキング2024」でブリヂストンが1位となった。2位に住友ゴム工業、3位に横浜ゴムが続いた。
鉄鋼、非鉄金属、金属業界の特許けん制力ランキング2024 1位は住友電工
パテント・リザルトの「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2024」で住友電工が1位となった。2位に日本製鉄、3位にプロテリアルと古河電工が続いた。
鉄鋼、非鉄金属、金属製品業界の特許けん制力ランキング、トップは住友電工
パテント・リザルトは、「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2022」を発表した。1位は住友電気工業、2位は日本製鉄、3位はJFEスチールとなった。同ランキングは、企業の技術的な先進性を判断する目安になる。
繊維、紙、パルプ業界の特許けん制力ランキング、トップは東レ
パテント・リザルトは「繊維・紙・パルプ業界 他社牽制力ランキング2022」を発表した。1位が東レ、2位は東洋紡、同数3位が王子ホールディングスと帝人だった。同ランキングは、企業の技術的な先進性を判断する指標になる。
