ニュース
SB C&S、AI活用のクラウド図面管理システムの取り扱いを開始:メカ設計ニュース
New Innovationsは、AIを活用したクラウド図面管理システム「図面バンク」の取り扱いについて、SB C&Sとディストリビューター契約を締結。全国約1万5000社に及ぶSB C&Sの販売網を通じて顧客を拡大し、製造業の業務効率化と生産性向上を支援する。
New Innovationsは2025年11月4日、AI(人工知能)を活用したクラウド図面管理システム「図面バンク」の取り扱いについて、SB C&Sとディストリビューター契約を締結した。全国約1万5000社に及ぶSB C&Sの販売網を通じて顧客を拡大し、製造業の業務効率化と生産性向上を支援する。
図面バンクは、図面や見積書、CAD/CAMファイルなどの書類データをクラウド上で一元管理する。AIを活用し、過去に作成した何千枚もの図面から類似形状のものを瞬時に検索できるため、図面検索にかかる時間と人件費を約40%削減する。
同システムは、PCやタブレット端末にソフトウェアをインストールする必要がなく、Webブラウザを介して利用できる。月額利用料金は、4万8000円(税別)からとなる。
日本の製造業の現場では、図面の共有や過去データの検索をいかに高速化するかが、生産性向上の課題となっていた。今回の提携により、両社はAI活用による図面管理の効率化を進め、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
国産の3次元公差設計ソフト「Tolerance-DX on XVL Studio」登場
ラティス・テクノロジーはプラーナーと連携し、設計現場における公差設計業務を効率化する3次元公差設計ソフトウェア「Tolerance-DX on XVL Studio」を開発。2025年11月11日から販売を開始した。
生成AI時代のデザインと知財管理を支える「Final Design」に大手製造業も熱視線
Final Aimは、「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー) 2025」において、安全/安心な生成AIによるデザインを実現する“デザインと知的財産管理”を統合したプラットフォーム「Final Design」を紹介した。
AI活用で“設計外時間”を大幅削減、自然言語で類似設計など知見を探索可能に
ギリアは「CEATEC 2025」において、設計に関する知見を蓄積し生成AI経由で活用できるようにする「GHELIA Auto Deck」を紹介した。
AIカメラや素材の自動認識機能を備えたレーザー彫刻/カッター装置を国内販売
サンステラは、Creality製のレーザー彫刻/カッター「Falcon A1(10W)」「Falcon A1 Pro(20W)」の取り扱いを開始。AIカメラや素材の自動認識機能を備え、最大600mm/sで動作する。
図面解析AIに金型図面の寸法設計エラーを自動検出する機能を追加
フィーチャは、図面解析AI「Drawing-AI」に、金型図面の寸法設計エラーを自動で検出する機能を追加した。人手に依存していた検図作業をAIが支援し、寸法の記入漏れや誤記、加工指示不足、注記抜けを抽出する。
現場に分散するデータを3Dモデル上で統合するクラウドサービス
富士フイルムビジネスイノベーションは、製造業の開発と生産現場に分散するデータを、3Dモデル上で統合するクラウドサービス「3DWorks」の提供を開始した。量産試作工程において、部門間の情報共有と合意形成を効率化する。
