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「硬く冷たいEV」のイメージを覆す、スズキらしさ全開の軽EVが2026年度に市販へJapan Mobility Show 2025

スズキはジャパンモビリティショー2025で、2026年度中の軽EV市場投入計画を発表した。コンセプトモデルの「Vision e-Sky」は、スズキらしい親しみやすいデザインが特徴だ。

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 スズキは「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」(プレスデー:2025年10月29〜30日、一般公開日:同年10月31日〜11月9日、東京ビッグサイト)のプレスカンファレンスにおいて、2026年度中に軽乗用車のEV(電気自動車)を量産化し、市場投入する計画を発表した。同社ブースでは、そのコンセプトモデルとなる「Vision e-Sky(ビジョン イースカイ)」を初公開した。

 軽EVのコンセプトモデルの「Vision e-Sky」
軽EVのコンセプトモデルの「Vision e-Sky」[クリックで拡大]
スズキの鈴木俊宏氏
スズキの鈴木俊宏氏

 Vision e-Skyの外形寸法は、参考値で全長3395×全幅1475×全高1625mmと軽自動車の規格に準拠したサイズだ。フル充電時走行距離は約270kmを想定している。スズキ 代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、「日常の通勤や買い物、休日のちょっとしたお出かけなど、生活の足として愛用される軽EVを目指す」と述べる。2026年度に同モデルが量産化されれば、スズキにとって初の軽乗用EVとなる。

 同モデルのデザインについて、「従来のEVは硬質で冷たい印象のデザインが多かった印象。スズキらしく、あえて親しみやすさを意図したキャラクター性のあるフォルムを採用することで、より軽EVを身近に感じてもらえれば」(スズキの説明員)と説明する。ターゲット層については、老若男女問わずとした上で、「例えば、従来のガソリン軽自動車から初めてEVへの切り替えを検討するユーザーや、日常使いのセカンドカーとしてEVの導入を検討するユーザーにアピールしたい」(同説明員)という。

 また今回展示するVision e-Skyはコンセプトモデルではあるものの、2026年度の量産化を目指しているため、市販モデルも本コンセプトに近い仕様で登場する可能性が高いことを示唆した。

 EVパワートレインについては、現時点では非公開としている。一方で、EVのバッテリーで蓄えた電力を家庭に供給できるV2H(Vehicle to Home)に対応する計画であり、日常の移動手段のみならず、生活インフラの一部として機能するEVを目指す方針だ。

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