スマートでセキュアな製造現場へ、IEC 62443対応製品によるソリューション展示も:IIFES 2025
フエニックス・コンタクトは、オートメーションと計測の先端技術総合展「IIFES 2025」の出展概要を発表した。
フエニックス・コンタクトは2025年10月17日、オートメーションと計測の先端技術総合展「IIFES 2025」(同年11月19〜21日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。
同社のパーパスである“Empowering the All Electric Society”をテーマに、最新の接続技術、電源システム、スマートでセキュアなオートメーション×ネットワーク、電子機器向けソリューションなどを展示する。ブースは東6ホール、6-39。
制御盤内からフィールド配線までのスマート化/効率化を実現する最新の接続機器として、最新の接続技術Push-Xテクノロジーを搭載したDINレール端子台「XT」、同社独自のPush-lock&Push-in式電源中継用コネクター「IPD」を紹介する。
さらに、電源システムの信頼性を高める新製品として、新機能を搭載したスイッチング電源「TRIO3」、エネルギー監視モニター、電子式サーキットブレーカによる過負荷保護機能や、国内で被害が増加している雷サージ対策として新開発のカーボンスパークギャップ式SPD製品「FLT-MB」などを出展する。
その他、アンテナ内蔵型Wi-Fi 6産業用無線LANアダプター「FL WLAN 1120」をはじめ、グローバルにセキュアなリモートメンテナンスを可能にするリモートアクセス用クラウド「mGuard Secure Cloud」、CRA順守やサイバーセキュリティ問題対応のためにPLCnext ControlやFL MGUARDなどIEC 62443対応製品で実施可能なセキュリティソリューションを展示する。
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