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ダイハツはモノづくりとコトづくりの原点に回帰、「ミゼットX」を初披露:Japan Mobility Show 2025
ダイハツ工業は、「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー) 2025」の出展概要を発表。オート三輪「ミゼット」をイメージしたコンセプトカー「ミゼットX」を初披露する。
ダイハツ工業は2025年10月14日、「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー) 2025」(プレスデー:10月29〜30日、一般公開日:10月31日〜11月9日)の出展概要を発表した。
出展テーマは、“わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。小さいことからひとつずつ。”となった。同社は1907年の創業以来、人々の暮らしに寄り添いながら、小さなボディーに、ワクワク感、親しみやすさ、便利さを凝縮した“クルマ”を“ハツメイ”し、求めやすい価格で提供し続けてきたとする。
今回のJapan Mobility Show 2025では、「わたしにぴったり」「暮らしがおもろくなりそう」と思えるような、ダイハツ工業らしいハツメイを「ダイハツメイ」として、同社のモノづくり/コトづくりの原点であるオート三輪「ミゼット」を基点に未来の姿をブース展示と演出で表現するという。
初披露のコンセプトカーとなるのが「ミゼットX」だ。外観写真以外の情報は公開されていないものの、ミゼットをイメージした四輪の小型モビリティのようだ。エンジンルームがないことからEV(電気自動車)とみられる。また、ミゼットの荷台に代えて、車体後部にトランクスペースが用意されている。
なお、ダイハツ工業はミゼットX以外にも多彩なコンセプトカーを出展する予定だ。
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