ニュース
使用済みぬりぐすり容器を回収するリサイクルプログラム、大阪で開始:リサイクルニュース
シオノギヘルスケア、第一三共ヘルスケア、田辺三菱製薬の3社は、使用済みのぬりぐすり容器を回収して再資源化するリサイクルプログラムを開始する。大阪府内のドラッグストア16店舗に回収ボックスを設置する計画だ。
シオノギヘルスケア、第一三共ヘルスケア、田辺三菱製薬の3社は2025年9月15日、同日に「ぬりぐすり容器リサイクルプログラム」を開始したと発表した。大阪府内のドラッグストア16店舗に回収ボックスを設置し、使用済みのぬりぐすり容器を回収。原料化して、再生資源として活用する計画だ。使用済みぬりぐすり容器のリサイクルは、日本初の取り組みになるという。
回収対象となる使用済み容器は、市販されたOTC医薬品のプラスチック容器とアルミチューブ。ブランド、メーカー、購入場所は問わずに回収する。回収後は素材ごとに分別し、粉砕や洗浄などの工程を経て、リサイクル処理する。将来的には、再生原料を使った新たなリサイクル製品の開発を目指すとしている。
参加するドラッグストアは、mik japanの11店舗とアカカベの5店舗。協力者にはポイントが付与され、リサイクルグッズとの交換や社会貢献団体への寄付に使用できる。
リサイクルプログラムの運営は、テラサイクルジャパンが担う。3社は協働により資源循環の新たなモデルを構築し、持続可能な社会づくりに貢献すると表明している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ZACROSが水平リサイクルした業務用液体容器を製品化
ZACROSは、業務用液体容器「CUBITAINER」の水平リサイクル技術を開発し、「CUBITAINER SUR」として製品化したと発表した。「inゼリー」のキャップをトングにリサイクル
テラサイクルジャパンと森永製菓は、「inゼリーリサイクルプログラム」の一環で、「inゼリー」をはじめとするパウチタイプゼリー飲料のキャップをリサイクルした再生原料を活用しトングを製造した。食塩電解用セルと電極の希少金属をリサイクル実証
フルヤ金属ら4社は共同で、食塩電解用セルとその電極に用いられる希少金属のリサイクル実証を開始する。同実証を通じて、クロールアルカリ業界で金属リサイクルのエコシステムを構築する。100%リサイクル電気銅の供給と銅の水平リサイクルの社会実装のための準備が完了
JX金属は、100%リサイクル電気銅の供給と銅の水平リサイクル社会実装のための準備が完了した。関東エコリサイクルで新設備を拡充、冷蔵庫のプラがリサイクル可能に
関東エコリサイクルは、2024年4月から導入しているミックスプラスチック選別装置において、新たに設備を拡充した。