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北米における高精度3次元地図データ範囲を拡大し世界最大級のカバレッジへ:自動運転技術
ダイナミックマッププラットフォームは、新たに約30万kmに及ぶ北米における高精度3次元地図データを整備し、データ網羅範囲を約150万kmまで拡大した。
「ダイナミックマッププラットフォームは2025年8月20日、海外グループ会社Dynamic Map Platform North Americaと共同で、北米の高精度3次元地図データ約30万kmを整備したと発表した。その結果、同社のデータ網羅範囲は約150万kmに拡大し、全世界で合計約180万kmに到達した。これにより「世界最大級のカバレッジ」(同社)となった。

左)ダイナミックマッププラットフォーム 代表取締役社長CEO 吉村 修一氏、右)Dynamic Map Platform North America CEO Chris Thibodeau[クリックで拡大] 出所:ダイナミックマッププラットフォーム
同社の高精度3次元地図データは、車の自動運転に不可欠な実在地物と仮想地物の情報をcmレベルの高い精度で整備、保存している。約150万kmをカバレッジする北米データには、米国とカナダの高速道路や幹線道路を始めとする主要道路を含んでいる。
今後は主に自動運転や先進運転支援システム(ADAS)に本データを活用し、快適で安全なハンズフリー運転の実現やグローバルな自動運転技術の進展に貢献していく。
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