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大崎電気とソラコム、電気設備保安を効率化するスマート保安検証モデルを開発製造ITニュース

大崎電気工業とソラコムは、商業施設などの電気設備保安を効率化する検証モデルを開発した。マルチデータ収集装置とIoT通信基盤「SORACOM」を活用し、電気設備の状態をリアルタイムで遠隔監視できる仕組みを構築した。

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 大崎電気工業は2025年7月15日、ソラコムと共同で商業施設などの電気設備保安を効率化する検証モデルを開発したと発表した。今後、実証を進め、スマート保安ソリューションの製品化を目指す。

 検証モデルは、電気主任技術者の不足や検針作業の負担が増す中、既存のスマートメーター「らくらく検針」から一歩進め、大崎電気工業のマルチデータ収集装置とソラコムのIoT(モノのインターネット)通信基盤「SORACOM」を活用し、電気設備の状態をリアルタイムで遠隔監視できる仕組みを構築。漏電や異常電流などの兆候を検知し、点検作業の省力化と未然防止を両立することを目的としている。

 大崎電気工業は、2026年度を最終年度とする中期経営計画において、脱炭素や労働力不足など社会課題に対応するソリューション提供を重点施策としている。今回の開発もその一環となる。同社とソラコムは、将来的にスマート保安と自動検針ソリューションを統合し、商業施設の電力管理業務を一体的に運用できる体制構築を視野に入れている。

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