ニュース
自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター認証を得たCO2排出量可視化サービス:製造ITニュース
アスエネの提供するCO2排出量の可視化サービス「ASUENE」が、自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センターの認証プログラムにおいて、「アプリケーション認証」を取得した。
アスエネは2025年5月29日、同社が提供するCO2排出量の可視化サービス「ASUENE」が、自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センターの認証プログラムにおいて、「アプリケーション認証」を取得したと発表した。
同認証は、経済産業省が推進する「ウラノス・エコシステム」の一環として、同センターが「トレーサビリティーサービス」で提供するデータ連携基盤へ安全に相互接続できることを示すものだ。
自動車や蓄電池関連企業が同認証済みのASUENEを導入することで、欧州電池規則によるCFP(Carbon Footprint of Products)の開示対応を効率化できる。なお、認証期間は2025年5月26日〜2027年5月25日となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
欧州電池規制に対応、自動車/蓄電池の“日本版”サプライチェーンデータ連携始動
自動車メーカーや日本自動車部品工業会、電池サプライチェーン協議会などが設立した「自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター」は、自動車や蓄電池のサプライチェーン企業間でデータ連携を行えるサービス「トレーサビリティサービス」を開発し提供を開始するとともに、会員企業の募集を開始した。日本版データスペース「ウラノス・エコシステム」が目指す欧米の良いとこ取り
「CEATEC JAPAN 2024」において、IPA 理事長 兼 DADC センター長の齊藤裕氏が「『ウラノス・エコシステム』が実現する業界や国境を超えたデータ活用の将来像とは」をテーマに講演を行った。日本版データ共有圏「ウラノス・エコシステム」とは? 欧州データ包囲網への対抗軸
世界中で「GAIA-X」や「Catena-X」などのデータ連携の枠組み作りが進む中、日本にはどのような取り組みが求められるのだろうか。2023年4月に正式に命名された日本版データ共有圏「ウラノス・エコシステム」の概要と狙いについて解説する。産業データ連携に必要な「信頼性」とは? 経産省がウラノス基盤拡張で報告書
経済産業省は、信頼性のある産業データ連携の実現に向け、日本版データスペース「ウラノス・エコシステム」におけるトラスト確保の報告書を公開した。自動車の蓄電池や化学物質管理などのユースケースを基に、リスク要因と対応策などを整理している。アスエネ、CO2排出量管理サービスに廃棄物管理機能を追加
アスエネは、CO2排出量管理サービス「アスゼロ」に、廃棄物管理機能を追加した。CO2排出量に加えて廃棄物を管理することで、サステナビリティ経営に取り組む企業を支援する。製造業特有のCO2排出量算定/報告業務を支援、サプライチェーン全体を可視化
アスエネは、製造業向けCO2排出量算定/報告業務支援サービス「Asuene Manufacturing」の提供を開始する。製造現場の排出量を自動算定し、プロセスごとの排出量も可視化できる。