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アスエネ、CO2排出量管理サービスに廃棄物管理機能を追加:脱炭素
アスエネは、CO2排出量管理サービス「アスゼロ」に、廃棄物管理機能を追加した。CO2排出量に加えて廃棄物を管理することで、サステナビリティ経営に取り組む企業を支援する。
アスエネは2023年5月30日、CO2排出量管理サービス「アスゼロ」に、廃棄物管理機能を追加したと発表した。
同社によると、アスゼロを導入する企業において、事業活動によって発生する廃棄物や、販売した製品の廃棄物をまとめて管理したいというニーズが増えているという。さらに、環境課題を取り扱う国際機関のCDPは、プラスチック汚染問題の解決を目指し、2023年から「CDPプラスチック情報開示」を企業に要請するとしている。
こうした背景から、同社は企業にとって廃棄物管理が必要不可欠になると考え、アスゼロに廃棄物管理機能を追加。CO2排出量に加えて廃棄物を管理することで、サステナビリティ経営に取り組む企業を支援する。
同機能は、アスゼロを導入済みのユーザーなら誰でも利用可能だ。国際基準のGRIスタンダードやCDPプラスチック情報開示などのフレームワークに準拠している。GHGプロトコルにおけるScope3のカテゴリー5の「事業から出る廃棄物」や、カテゴリー12「販売した製品の廃棄」の管理に加えて、有害、非有害廃棄物の管理にも対応する。また、製品やサービスごとの廃棄物量の管理、電子マニフェストにも対応している。
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