情報漏えい対策ソフトの最新版を発売 Webで共有するXVLファイルの保護に対応:メカ設計ニュース
ティエスエスリンクは、Webコンテンツのダウンロードや印刷、コピーを制限する情報漏えい対策ソフト「パイレーツバスター AWP Ver.13.0」と、XVLファイルの社外流出を防止する「XVL Player保護オプション」を発売した。
ティエスエスリンクは2025年3月10日、Webコンテンツのダウンロードや印刷、コピーを制限する情報漏えい対策ソフト「パイレーツバスター AWP Ver.13.0」と、XVLファイルの社外流出を防止する「XVL Player保護オプション」を発売した。
AWPは、Webシステムで共有する機密情報の不正利用を防止する、セキュリティ対策ソフトだ。Webブラウザに表示されるPDFやWordなどMicrosoft Officeファイルのダウンロード、印刷、コピー、画面キャプチャーを禁止する。JavaScript、ASP、PHPなどのサーバサイドスクリプトにより動的に生成される、HTMLにも対応する。フィルター型のサーバを組み合わせる構成のため、運用中のWebシステムを改変する必要がない。
運用中のWebシステムのサイト構成に合わせ、ダウンロード禁止などの利用制限を簡単に設定することが可能だ。グループやユーザー単位で利用権限を設定し、印刷許可した場合は透かしを挿入できる。
暗号化によりPDFなどのコンテンツファイルを保護し、ネットワークからの漏えいを防止する。HTML、テキスト、動画、画像など、Webブラウザ本体で表示されるコンテンツも、キャッシュを残さず安全に利用できる。保護コンテンツの閲覧時は、Webブラウザのメニュー、キー操作を自動制御する。
AWP Ver.13.0の有償オプションとなるXVL Player保護オプションは、3D CAD図面データの社外流出を防止する。Webシステムで共有するXVLファイルの3D CAD図面のダウンロード(保存)、印刷、コピー、画面キャプチャーを禁止できる。XVLファイルをMicrosoft EdgeやGoogle Chromeで直接表示できる他、暗号化で強固なセキュリティ環境を提供する。
サーバOSはWindows Server、Linux、クライアントOSはWindows 11および10で、クライアントWebブラウザはEdge 100以降、Chrome 100以降、Edge IEモードに対応。価格(税別)は、AWP基本パッケージ 100が100万円から、XVL Player保護オプション 100が40万円からとなる(いずれも100ユーザー)。
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