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牧野フライスがTOBの開始延期など再度要望、ニデックは過去の要請を拒絶:製造マネジメントニュース
牧野フライス製作所の取締役会は、ニデックに対してTOBの開始延期などを求める要請書を送付した。
牧野フライス製作所は2025年1月31日、同社の取締役会からニデックに対して要請書を送付したことを発表した。
牧野フライス製作所の特別委員会はこれまで、ニデックに対して、2025年5月9日へTOBの開始を延期することや、買い付け予定数の下限を50%から3分の2へと引き上げることなどを2度にわたって要請したが、いずれもニデックは計画通りTOBを実施する姿勢を示していた。
牧野フライス製作所は今回の要請書でも、TOBの開始延期と買い付け予定数の引き上げ、対抗提案の萎縮を招くような言動の抑制を要請した。
ニデックは2024年12月27日、牧野フライス製作所に対するTOB(株式公開買い付け)を2025年4月4に開始することを予告。牧野フライス製作所は2025年1月10日、TOBについて討議するため独立社外取締役で構成される特別委員会を設置した。
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