この記事は、2025年1月14日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
生成AI(人工知能)関連のトレンドでいえば、2025年は「AIエージェント」などがさらなる盛り上がりを見せるでしょう。そうした最新動向を追うことも大事ですが、足元で広がりつつある技術の現在地を見直すことはとても大事です。それもあり製造マネジメントフォーラムの2025年新年展望では、「RAG(Retrieval Augmented Generation:検索拡張生成)」をテーマに取り上げました。RAG活用は製造業に眠る膨大なナレッジの可能性をどのように広げるのか。ご関心のある方はご一読ください。
さて、生成AI関連で言えばもう1つ気になっているテーマがあります。業務で情報を検索する際に使うツールの変化です。察しのいい方はお気付きでしょう。そう、「パプる」の話です。個人的には、本格的に火が付くとしたら今年辺りかなあ、と思ってます。
NVIDIAなども導入
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