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薬剤ピッキングシステムに新ラインアップを追加:医療機器ニュース
イトーキとメディカルフィールズは、発売を予定している薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」のラインアップにLEDキャビネットタイプ「トレイ位置表示LED棚」を追加する。
イトーキは2024年12月16日、2025年4月に発売する調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system) with MediMonitor」のラインアップにLEDキャビネットタイプ「トレイ位置表示LED棚」を追加し、同時発売すると発表した。DAP with MediMonitorと同様にメディカルフィールズと共同開発した製品だ。
DAP with MediMonitorは、薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステムだ。
今回追加されたトレイ位置表示LED棚は、スムーズに薬剤を見つけるために、レセプトコンピュータにデータを入力すると、該当の薬剤トレイのLEDが点灯する。また、薬剤の正誤確認のために、バーコードリーダーで照合する重量監査もでき、5人までなら同時にピッキングすることが可能だ。
トレイ位置表示LED棚は導入後も薬剤棚の連増、接続が可能で最大5連結ができる。また、DAP with MediMonitorと同一監査支援システムによる併用も可能だ。本体サイズは1000〜5000×350×1970mmで、トレイサイズの外寸は125×250×75mm。搭載可能なトレイ数は基本ユニットの横幅1000mmタイプで112個となっている。
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