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蒸気や結露があっても80GHz帯周波数で高精度にレベル検出できるセンサー:FAニュース
ifm efectorは、レーダレベルセンサー「LW」シリーズを発売する。80GHz帯周波数を採用し、開放および密閉タンク内に蒸気や結露があっても、mm単位の精度でレベルを検出する。
ifm efectorは2024年12月10日、レーダレベルセンサー「LW」シリーズを発売すると発表した。標準価格は19万9300〜22万6800円(税別)となる。
80GHz帯周波数を採用し、開放および密閉タンク内に蒸気や結露があっても、mm単位の精度でレベルを検出する。最高10mまで、毎秒最大200mmのレベル変化に対応できる。密閉の金属製タンクは上部から、非鉄金属製タンクは外側上部からレベル測定が可能。非接触測定のため、堆積物や摩耗による誤動作がない。
筐体はステンレススチール製で、IP69Kの防水性能を有し、CIP/SIPプロセスに対応する。ハイジェニックタンクでも使用でき、設置や操作も容易でメンテナンスの必要がない。IO-Linkとecolinkの接続技術により、設置や試運転、サービスを効率的かつ安全に実施できる。リモートでのセンサーパラメーター設定とレベル監視にも対応する。
さまざまな用途に対応し、ポリタンク内のレベル測定、開放水槽の監視、ベンチュリフリュームの流量測定などに適する。手のひらサイズだが、既存の品質、衛生要件を満たす認証も取得している。
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