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品質不正を根治する“自動運転”の発想と痛みを伴うステップ日刊MONOist月曜版 編集後記

“信号をなくす”仕組みをどうするかと、そこに至るロードマップをどうするかという2つの問題があります。

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 この記事は、2024年12月23日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

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 2024年もいよいよあと10日を切り1年を振り返るのによいタイミングとなってきました。MONOistでもこの1年間、モノづくりの新たな技術や動きを伝えてきました。取材に応じていただいた多くの皆さんに本当に感謝をいたします。

 ただ、その中で伝えていてもうれしくない話題が2024年もなくならなかったことに引き続き胸を痛めています。「品質不正」に関する話題です。全ての発表を網羅できたわけではありませんが、MONOistでも2024年は22本の記事を掲載することになりました。

 MONOistでは、毎年1月に新年を展望する記事を掲載していますが、2018年の展望として、前年にあった日産自動車やSUBARU、神戸製鋼所などの品質不正問題に触れ、問題提起を行っています。当時は品質不正問題を収めていく方向にどう持っていくのかという見方をしていましたが、それから7年間、品質不正問題の露見はなくならず、毎年続いています。つまり、日本のモノづくりは品質不正を常態化したものとなっているということです。そのため、「あるべき姿に戻す」ことで品質不正がなくなるということではなく、「新たなやり方に改革する」ということが求められているのだと考えます。

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