シンプルで飽きのこないプラスチック商品を100円ショップで発売:デザインの力
サナダ精工は、キャンドゥ、D&DEPARTMENT PROJECTとコラボした「Can★Do Long Life Project」9商品が順次発売されることを発表した。プレートの底面やマグの飲み口の厚みを厚くし、プラスチックでありながら陶器のような質感を表現している。
サナダ精工は2024年11月6日、キャンドゥ、D&DEPARTMENT PROJECTとコラボした「Can★Do Long Life Project」の9商品が日本国内のCan★Doの177店舗と公式通販にて、同年10月31日より順次発売されることを発表した。
Can★Do Long Life Projectでは、サナダ精工がデザイン、設計協力、製造を担当。2021年に、ディアンドデパートメントの代表であるナガオカケンメイ氏と共同で立ち上げた「Long Life Plastic Project」の活動にキャンドゥが賛同したことで、プロジェクトが発足した。
商品は、102×490×95mmのマグカップ「マグ500」(税込み440円)、76×370×72mmのマグカップ「マグ200」(税込み330円)、244×244×68mmのプレート「プレート24」(税込み440円)、174×174×56mmのプレート「プレート17」(税込み330円)、460×218×150mmのブタの貯金箱「ぶたバンク21」(税込み550円)をラインアップ。「ロングライフ」のコンセプトの通り、いつの時代も使ってもらえるような、シンプルで飽きのこないデザインを採用している。
プレートの底面やマグの飲み口の厚みを厚くし、プラスチックでありながら陶器のような質感を表現した。素材には、マスバランス方式によるバイオマスポリプロピレンを配合。ブタの貯金箱は、立体造形家の森井ユカ氏がデザインを担当している。
色は4色で、マグ500がサンドホワイト、ソイルオレンジ、マグ200がレイクブルー、グラスグリーン、プレート24がサンドホワイト、ソイルオレンジ、プレート17がレイクブルー、グラスグリーンを展開する。ぶたバンク21はゴールデンイエローのみとなる。
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