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共創スペースを横浜に開設、社外への情報発信や交流の場として活用へ:製造マネジメントニュース
ヤマハ発動機は、共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」を横浜に開設した。ワークショップなど向けのエリアやコワーキングスポットを備えており、200人を収容できる。
ヤマハ発動機は2024年10月25日、コクリエーション(共創)スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(通称:リジェラボ)」を神奈川県横浜市に開設したと発表した。
同社は、横浜みなとみらい21中央地区53街区の「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」WEST棟9階に約300坪の同スペースを設置。ワークショップ、セミナー向けのエリアやコワーキングスポットなどを備えるもので、総収容人数は200人となっている。
共創活動の成果やアートワークを展示可能なギャラリーエリア、軽食や懇談ができるキッチンも設けた。「リジェネラティブ(再生)」をテーマとしており、同社の輸送や製造過程で生じた廃材などをアップサイクルした家具やアートワークを各エリアに配置している。
同社は今後、社外への情報発信や交流の場として同スペースを活用する予定。来訪者との共創により、さまざまなイノベーションや新事業につながる拠点となることを目指す。
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