ニュース
インドに自動車部品生産拠点を新設、成長する自動車市場の取り込みを図る:工場ニュース
ジェイテクトのインドの自動車部品製造拠点JTEKT INDIAは、新工場の建設を決定した。インド国内8カ所目となる生産拠点を新設し、同国で成長する自動車市場の取り込みを図る。
ジェイテクトは2024年10月8日、インドの自動車部品製造拠点JTEKT INDIAが新工場の建設を決定したと発表した。インド国内8カ所目となる新工場の建設により、同国で成長する自動車市場の取り込みを図る。
新工場となるグジャラート工場の敷地面積は11万8484m2、建物面積は2万4900m2、投資額は25億インドルピー(約35億円)だ。生産品目は、C-EPS(コラムタイプ電動パワーステアリング)、MSG(マニュアルステアリングギヤ)、CVJ(等速ジョイント)、HUB(ハブユニットベアリング)で、2027年の生産開始を予定している。
ジェイテクトは第2期中期経営計画に従い、2024〜2027年にかけてグローバル体制を再構築し、経営と事業体制の強化を進めている。インド市場では自動車部品を中心に、成長に合わせたリソース投入により拡販を促進しており、その一環として新工場を建設し、同社のソリューションのインド市場への浸透を図る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 芝浦機械がインドにグループ最大級の新工場、射出成形機の生産能力は約3倍へ
芝浦機械は、インドのチェンナイにある海外関係会社SHIBAURA MACHINE INDIAの現工場の隣接地に第2工場を新設した。射出成形機の生産能力を約3倍に拡大する。 - 半導体後工程工場をインドに建設へ、ルネサスら3社が合弁会社を設立
ルネサス エレクトロニクスら3社は、インドにOSAT工場を建設する合弁会社を設立するため、合弁契約を締結した。同工場では自動車、IoT、5Gなど向けに従来型パッケージから先端パッケージまでを生産する。 - インドにグループ最大の海外生産拠点、2024年度内に試薬と機器の出荷開始
シスメックスは、インドのグジャラート州に、試薬および機器の生産機能を備える新生産拠点を建設した。海外生産拠点としては、同社グループ最大の延べ床面積を有する。試薬生産品目を大幅に拡大するほか、ヘマトロジー検査機器の一部機種も生産する。 - スズキのバイオガスプラントがインドで稼働、敷地内の多年草が原料
スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディアがハリヤナ州マネサール工場にバイオガス精製の試験プラントを設置した。 - インド国内向け工作機械の新工場、ブラザー工業が短納期体制構築
ブラザー工業の子会社BROTHER MACHINERY INDIAがインド南部のベンガルール市近郊で建設していた、工作機械の新工場が完成した。インド国内向けに短納期体制を構築し、二輪や自動車、医療分野など幅広い市場の開拓を目指す。