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LTEとWi-Fiで通信できるプログラマブルな広角カメラデバイス、マイクも5台搭載:組み込み開発ニュース
フェアリーデバイセズは、LTEおよびWi-Fiを搭載したプログラマブルなカメラデバイス「THINKLET cube」の開発者向け一般販売を開始した。1つの広角カメラと5つのマイクを搭載し、バッテリー駆動で動作する。
フェアリーデバイセズは2024年9月19日、LTEおよびWi-Fiを搭載したプログラマブルなカメラデバイス「THINKLET cube」の開発者向け一般販売を開始した。本体価格は19万8000円(税別)で、研究教育機関向けには9万9800円(税別)で販売する。
THINKLET cubeは、1つの広角カメラと5つのマイクを搭載し、バッテリー駆動で動作する。AOSP(Android Open Source Project)をベースにした独自OSのFairy OSを搭載し、一般のAndroid向けアプリケーションを使用できる。
動画に加えて、本体に搭載しているGPSや各種センサーデータを同時に取得可能だ。首掛け型ウェアラブルデバイスの「THINKLET」とTHINKLET cubeを同時に設置すれば、THINKLET装着者の一人称視点動画に加えて、俯瞰的な三人称視点動画を撮影、配信、記録、活用できる。
THINKLET cubeの組み込みカメラは120×90度の視野角を持ち、搭載した17mmのレンズマウントにより市販の外部レンズ各種を装着できる。さらに、一般的な三脚に装着可能なマウント金具を有し、多様な作業環境に対応できる。
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