この記事は、2024年9月24日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
2024年9月18日に国土交通省は「令和6年都道府県地価調査」を公表しました。その中で、商業地における1年間の地価の変動率上位順位も公開されているのですが、それを見るとトップ10の中、5つが熊本県菊池郡、2つが北海道千歳市となっていました。この地名を見て、ピンとくる人もいると思いますが、両方とも半導体工場が大きな話題となった地域で、その影響力の大きさをあらためて感じさせられました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- TSMCが熊本に6/7nm対応の第2工場を建設、トヨタも出資し2027年末までに稼働へ
台湾の半導体受託製造大手のTSMCは熊本県に2つ目に工場を建設することを発表した。 - 2nm先端ロジック半導体の国産目指すRapidus、北海道千歳市に製造拠点建設を決定
Rapidusは、新たに建設する最先端半導体工場の建設予定地として、北海道千歳市を選定したことを発表した。 - 先端ロジック半導体のファウンドリを国内誘致へ、半導体・デジタル産業の国家戦略
経済産業省は2021年6月4日、半導体産業やデジタル産業を国家戦略として推進する「半導体・デジタル産業戦略」を取りまとめ公開した。全ての産業の根幹にデジタル産業、半導体産業があると位置付け、先端ロジック半導体の量産化に向けたファウンドリの国内誘致推進などの戦略を紹介した。