ニュース
Wi-Fi 7認証試験機関に認定、認証試験サービスを提供開始:組み込み開発ニュース
テュフ ラインランド ジャパンは、「Wi-Fi CERTIFIED 7」の認証試験機関へ認定され、認証試験サービスを開始した。最新設備での高精度かつ効率的な試験プロセスと、経験豊富な技術者が迅速な認証取得を支援する。
テュフ ラインランド ジャパンは2024年7月30日、「Wi-Fi CERTIFIED 7」の認証試験機関(ATL:Authorized Test Lab)として認定されたことを発表した。同日より、Wi-Fi 7の認証試験サービスを提供開始した。
Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6を大幅に高速化したデータ転送速度で、低遅延かつ高い接続安定性を特徴とする次世代無線通信規格だ。Wi-Fi 7認証を取得することで、高速かつ安定した接続を提供できるほか、国際的な市場展開が容易になる。また、最新のセキュリティプロトコルのサポートにより、製品の安全性強化にも貢献する。
日本国内では初という同社のWi-Fi 7認証試験サービスは、最新の試験設備を利用した高精度かつ効率的な試験プロセスを提供する。加えて、経験豊富な技術者が迅速な認証取得をサポートする。
同社は、テュフ ラインランド グループとして、国内のほか韓国と米国でWi-Fi認証試験サービスを提供している。同サービスを通じて、国内外の企業が次世代の無線通信技術を利用できるよう支援する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- スピーディーなWi-Fi 7解禁の一方で足踏みが続くローカル5Gの行方
やっぱりローカル5Gの導入が進まない理由は高くてめんどくさいからでしょうか。 - インテルのWi-Fi 7開発は順調、2030年に全ての無線通信がシームレスにつながる?
インテルが、Wi-Fiや5Gを中心とした同社の無線通信技術の開発状況について説明。Wi-Fiについては、6GHzの周波数帯を用いるWi-Fi 6Eの需要が2022年後半に向けて急激に拡大するとともに、同じく6GHz帯を用いてより高速かつ安定な通信が可能なWi-Fi 7の登場により、さらに需要が拡大すると見ている。 - Wi-Fi 7の無線通信速度は5Gbps超へ、インテルとブロードコムが相互運用性を確認
インテル(Intel)とブロードコム(Broadcom)は、クロスベンダーによる業界初のWi-Fi 7のデモンストレーションを実施し、5Gbpsを超える無線通信速度を実現したと発表した。 - アンテナの高効率化と小型化に対応、Wi-Fi 6E/7向け無給電素子結合デバイス
村田製作所は、Wi-Fi 6EとWi-Fi 7に対応する無給電素子結合デバイスを開発した。サイズは1.0×0.5×0.35mmで、同社のセラミック多層技術を活用し、アンテナの高効率化と小型化を両立した。 - Wi-Fi 6E対応の小型無線通信コンボモジュール
村田製作所は、Infineon TechnologiesのIC「CYW55573」をベースとした、Wi-Fi 6E対応の小型Wi-Fi/Bluetoothコンボモジュール「Type 2EA」を発表した。Wi-Fi 6Eによる高速低遅延通信に対応する。 - 最新規格「Wi-Fi 6E」対応の法人向けWi-Fiアクセスポイント
バッファローは、最新規格「Wi-Fi 6E」に対応した法人向けトライバンドWi-Fiアクセスポイント「WAPM-AXETR」を2023年4月下旬より販売開始する。従来の2.4G、5GHz帯と合わせ、3つの帯域での利用が可能となる。