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機器設置面と空気面の温度差3℃で動作する、電池レス熱電EH振動センサーデバイス:FAニュース
KELKは、電源や電池を必要としない熱電EH振動センサーデバイス「KSGD-SV10」と、専用ソフトウェア「KELGEN swift」を発表した。設備機器に設置したKSGD-SV10の底面と空気に接する上面の温度差が3℃で動作し、温度や速度などを測定できる。
KELKは2024年7月23日、電源や電池を必要としない熱電EH振動センサーデバイス「KSGD-SV10」と、専用ソフトウェア「KELGEN swift」を発表した。同年10月から販売を開始する。
KSGD-SV10は、熱電素子による熱電発電を利用することで、電池交換や配電などの手間を不要とした。設備機器に設置したKSGD-SV10の底面と、空気に接する上面の温度差が3℃で動作し、40分/回の頻度で温度や速度RMS、加速度PEAK、加速度RMS、CF、OAを測定できる。
発電部受熱面温度は80℃以下で、周波数レンジは7.5kHz。920MHz帯無線通信に対応し、従来品「KSGD-SV8」に比べて通信距離が50mから約500mに伸長した。障害物が多く、かつ通信距離を必要とする工場やプラント、社会インフラなどでも設備機器の振動状態を測定してデータを無線送信できる。
専用ソフトウェアのKELGEN swiftは、オンプレミスのパソコン上で、KSGD-SV10のデータを分析できる。モーターやポンプなどの設備状況をグラフやマップで表示し、長期間のデータから設備の故障予兆を解析できる。
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