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タイでの空飛ぶクルマ導入を検討、東急系とSkyDriveモビリティサービス

サハ東急コーポレーションはSkyDriveやサハ・パタナ・インターホールディングと空飛ぶクルマの事業実現可能性調査のための基本合意書を締結した。

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 東急とタイのサハグループの合弁会社サハ東急コーポレーションは2024年6月28日、SkyDriveやサハグループのサハ・パタナ・インターホールディングと空飛ぶクルマの事業実現可能性調査のための基本合意書を締結したと発表した。

 サハ東急はバンコク中心部から南東100kmの距離にあるチョンブリ県シラチャ郡で日本人向け賃貸住宅事業を推進している。周辺には製造業を中心とした日系企業が集積しており、バンコクに次いで多くの日本人が暮らしている。また、タイ政府が産業誘致を進めるEEC(東部経済回廊)にも位置しており、今後も発展が見込まれている。

 サハ東急は新産業誘致に伴う企業の集積や就労/居住人口の増加によるシラチャでの不動産サービスの需要拡大を見込んでおり、消費財事業や食品/飲料事業、工業団地開発、その他新規事業への投資を行う。その一環で、シラチャを出発点としてSkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SD-05型)」を活用するユースケースを検討する。慢性的な自動車の交通渋滞や排ガスによる大気汚染など社会課題の解決にも結び付けたい考えだ、

 サハ東急はタイ事業で獲得したネットワークを活用し、SkyDriveのタイ進出やサハ・パタナ・インターホールディングとの連携をサポートする。また、事業実現可能性調査をサハ東急がリードする。

2026年以降の型式証明取得を目指す

 SkyDriveは2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)での旅客を乗せた商用運航を断念した。大阪・関西万博では国土交通省 航空局の許可を得てデモフライトを行う予定だ。2024年4月には米国の連邦航空局(FAA)に申請していた型式証明が受理された。SKYDRIVE(SD-05型)の型式証明の審査が行われる。今後、2026年以降に日本での型式証明の取得と商用運航のスタートを目指している。その後、米国でも型式証明を取得し、運航を開始することが目標だ。

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