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航空エンジン部品用の新工場が栃木に完成、新規受注に対応、2024年末に稼働へ:工場ニュース
AeroEdgeは、栃木県足利市の同社敷地内に建築中だった、航空機エンジン部品量産用の新工場の完成を発表した。主力のチタンアルミブレード以外の、新規受注が見込まれる航空機エンジン部品の新たな量産化に対応する。
AeroEdgeは2024年6月5日、栃木県足利市の同社敷地内に建築中だった、航空機エンジン部品量産用の新工場の完成を発表した。
同社は2023年9月4日、航空機エンジン部品の新規受注が見込まれることから、新たな加工案件の量産化に対応するため、新工場建設の着工を発表。同工場が完成し、本社工場B棟として披露式を開催した。
新工場の延床面積は約3100m2で、設備を含む投資総額は約19億円となる。2024年末ごろに、部品の量産開始を予定する。
同社は、Airbus製およびBoeing製の商業用航空機に搭載されるLEAPエンジン用部品チタンアルミブレードの量産、販売が主力事業だが、新工場では別の航空機エンジンに搭載される部品を量産する予定。また、太陽光発電によるグリーンエネルギーを導入するなど、CO2排出量削減やESGなどへの取り組みを加速し、ステークホルダーの満足度向上と持続的な成長の両立を目指す。
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