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NTTコムが新たなIoT向け料金プラン、大容量の「ImoT」と低価格の「ImoTミニ」:製造業IoT
NTTコミュニケーションズは、NTTドコモの新しいIoT向け料金プラン「ImoT」「ImoTミニ」の取り扱いを2024年7月1日から開始する。
NTTコミュニケーションズは2024年6月4日、NTTドコモの新しいIoT(モノのインターネット)向け料金プラン「ImoT」「ImoTミニ」「ImoTミニ(SMS機能なし)」の取り扱いを、同年7月1日より開始すると発表した。
ImoTは、月間データ量15GBまでLTE高速通信が利用できる大容量プランだ。15GBを超えると、最大通信速度が512kbpsに制限される。月額料金(税込み、以下同)は3GBまでは990円、3GBを超えると2750円になる。リアルタイム映像の伝送や、録画した動画のアップロード、デジタルサイネージのコンテンツ更新などに適する。
ImoTミニとImoTミニ(SMS機能なし)は、通信量が少ないIoT向けの低価格プランだ。1.5GBまではLTEの最大通信速度が5Mbpsで、1.5GBを超えると512kbpsに制限される。月額料金は、700MBまでは385円(SMS機能なしは330円)、700MBを超えると1045円(SMS機能なしは990円)になる。IoTデバイス装着者の位置情報取得や、IoTセンサーのデータ取得、LTE機能付き電子決済などに利用できる。
SMSの送信は、ImoTとImoTミニともに1回3.3円(国内から国内に70文字以内を送信する場合)。受信は無料でできる。
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