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ニコンが栃木で既存工場を解体し新棟2棟を建設、デジカメ用交換レンズなどを生産:工場ニュース
ニコンは、子会社の栃木ニコンにおいて、既存の製造棟の一部を解体し、2つの新棟を建設する。
ニコンは2024年6月10日、子会社の栃木ニコン(栃木県大田原市)において、既存の製造棟の一部を解体し、2つの新棟を建設する検討に入ったことを発表した。
ニコンでは、中期経営計画において経営基盤の強化を進める方針を示しており、2030年までに約1000億円を投資し、各地の生産拠点を整備する計画を示している。
栃木ニコンでは主にレンズ関連製品を製造しているが、今回の新棟建設により、デジタルカメラ用交換レンズや顕微鏡の対物レンズ、光学部品などの生産体制を強化する。2つの新棟の延べ床面積は約2万m2となる。2025年度に着工し、2027年度中の完成を計画する。
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