コラム
新入社員に語りたい、低い歩留まりを乗り越えた全固体ナトリウムイオン二次電池の話:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
新入社員へのエールを込めて日本電気硝子の全固体ナトリウムイオン二次電池について語っています。
あっという間に2024年も4月まで来ましたね。新年度ということで読者のみなさんはさまざまな業務やイベントなどで忙しい時期だと思います。私は通常の業務と並行して新年度の目標を考えたり、2023年度の成果や課題を振り返ったりという状況です。
そんな状況の中、他社の指導社員は新入社員にどんなことをレクチャーするのかな〜と思うのです。もちろん、業務の内容が大半を占めると思いますが、新入社員と昼食を一緒にする機会などがあれば、社会人における大切な考え方や自身が乗り切った難しいプロジェクトを話す方もいるでしょう。
今、私が新入社員と昼食をする機会があったら、教訓として「BATTERY JAPAN 二次電池展(第16回【国際】二次電池展)」(東京ビッグサイト、2024年2月28日〜3月1日)で日本電気硝子の説明員に聞いた「全固体ナトリウムイオン二次電池の歩留まりの問題を乗り越えた話」について紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 爆発するリチウムイオン電池を見抜く検査装置を開発した神戸大・木村教授に聞く
製造したリチウムイオン電池が爆発するかを見抜ける検査装置「電流経路可視化装置」と「蓄電池非破壊電流密度分布映像化装置」を開発した木村建次郎氏に、両装置の開発背景や機能、導入実績、今後の展開などについて聞いた。 - リチウムイオン電池の基礎知識とリサイクルが必要なワケ
本連載では東北大学大学院 工学研究科附属 超臨界溶媒工学研究センターに属する研究グループが開発を進める「リチウムイオン電池リサイクル技術の水熱有機酸浸出プロセス」を紹介する。第1回ではリチウムイオン電池の基礎知識やリサイクルが必要な背景、当研究グループの取り組みの一部を取り上げる。 - 車載用全固体電池向け硫化物固体電解質の新生産技術開発に成功
AGCは、車載用全固体電池に使われる硫化物固体電解質の量産に向けた、新たな生産技術の開発に成功したと発表した。 - リチウムイオン電池の新たな電極製造法を開発、CO2の排出量削減に貢献
日本ゼオンは、リチウムイオン電池の新しい電極製造方法を開発した。電極の大型乾燥工程が不要で二酸化炭素の排出量を削減する他、正負両極に適用可能で、かつ従来法と同等以上の速度で成形できる。 - リチウムイオン電池からレアメタルを高効率回収、三菱マテリアルが技術開発へ
三菱マテリアルは、子会社の小名浜製錬の小名浜製錬所の敷地内に、リチウムイオン電池リサイクル技術の確立に向けたパイロットプラントを建設する。 - リチウムイオン電池からリチウムを高収率でリサイクル、東レがNF膜で実現へ
東レは、「nano tech 2023」において、使用済みリチウムイオン電池から高収率でリチウムを回収できるNF膜を披露した。