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インテルがNVIDIA対抗のAIアクセラレータ「Gaudi 3」を発表、「Xeon 6」も投入人工知能ニュース(2/2 ページ)

インテルは、顧客とパートナー向けのイベント「Intel Vision 2024」において、クラウド/データセンター向けAIアクセラレータ「Gaudi」の最新モデル「Gaudi 3」と、ワークステーション/サーバ向けプロセッサ「Xeon」の最新モデルとなる「Xeon 6」を発表した。

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「Xeon 6」は「E-Core」と「P-Core」の製品を用意

 Xeon 6は、高効率コアの「E-Core(Efficient Core)」で構成される製品(コードネーム:Sierra Forest)と、高性能コアの「P-Core(Performance Core)」で構成される製品(コードネーム:Granite Rapids)を用意している。Sierra Forestは、現在も広く利用されている第2世代のXeonの置き換えを想定しており、消費電力当たりの性能が2.4倍、ラック当たりの性能が2.7倍となる。例えば、第2世代のXeonを用いた200台のサーバラックから成るシステムを、72台に削減可能であり、1MWの消費電力削減につなげられるとする。

「Xeon 6」は「P-Core」(左)と「E-Core」(右)の製品を用意
「Xeon 6」は「P-Core」(左)と「E-Core」(右)の製品を用意[クリックで拡大] 出所:インテル
「E-Core」で構成する「Sierra Forest」の導入効果
「E-Core」で構成する「Sierra Forest」を用いれば、現行の第2世代「Xeon」を用いたサーバシステムの消費電力を大幅に削減できる[クリックで拡大] 出所:インテル

 一方、Granite Rapidsは、インテルの他、ArmやAMD、NVIDIAも参加するMXアライアンスが策定したAIモデルのデータフォーマットであるMXFP4の利用が可能になる。Granite RapidsとMXFP4の組み合わせであれば、第4世代のXeonとFP16を用いる場合と比べて、LLMのAI推論処理速度を6.5倍に高速化できるという。

 Sierra Forestはインテルの製造プロセスである「Intel 3」により2024年第2四半期から生産を開始する。同じくIntel 3で生産されるGranite Rapidsも、Sierra Forestから間を置かずに市場投入される予定だ。

「Intel 3」で製造した「Granite Rapids」(左)と「Sierra Forest」(右)のウエハーを見せるゲルシンガー氏
「Intel 3」で製造した「Granite Rapids」(左)と「Sierra Forest」(右)のウエハーを見せるゲルシンガー氏 出所:インテル

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