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FDKが高耐久ニッケル水素電池をサンプル出荷、より長時間のバックアップが可能に:材料技術
FDKは、電源バックアップ市場向け高耐久ニッケル水素電池「HR-AATU」のサンプル出荷を2024年4月から開始すると発表した。
FDKは2024年4月2日、電源バックアップ市場向け高耐久ニッケル水素電池「HR-AATU」のサンプル出荷を同月初旬から開始すると発表した。
2024年12月に量産開始
同社は停電時の電源バックアップ機器向け電池として2018年9月にJIS C 8708 MU規格に準拠した高耐久ニッケル水素電池「HR-AAULTU」の量産出荷を開始している。その後、使用される機器の高性能化に伴う消費電流の増加やバックアップ時間の長期化により、顧客からバックアップ用電池に対する高容量化の要求が多く寄せられるようになった。
このニーズに対応するため、既存のニッケル水素電池の使用材料と構造を見直した他、活物質の量を増やすなどの改良を行ったことで、JIS C 8708 MUの規格に準拠し業界最高水準の長寿命を実現したニッケル水素電池のHR-AATUを開発した。
HR-AATUは、既存モデル「HR-AAULTU」と同様の高い耐久性を有しながら約60%の高容量化を実現している。従来モデルよりも長時間のバックアップが可能になることから利便性が向上する。同製品のサンプル出荷は2024年4月から開始し、同年12月から量産を予定している。
同社のニッケル水素電池は、全てISO9001とIATF16949の認証を取得した高崎工場(群馬県高崎市)で生産している。また、RoHS指令、欧州電池規則(2023/1542)などの各種法令にも準拠している。
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