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遠隔モニタリング可能なウェアラブル心肺管理システムが米国で発売医療機器ニュース

Analog Devicesの心肺機能測定値を取得する遠隔管理システム「Sensinel by Analog Devices」が、同社製品としては初めて米国食品医薬品局への510(k)申請が承認され、販売が開始された。

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 Analog Devicesは2024年3月5日、心肺管理(CPM)システム「Sensinel by Analog Devices」のFDA(米国食品医薬品局)への510(k)申請が承認され、販売を開始したと発表した。同社初のFDAの認可を受けた製品となる。

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FDAの承認を受けた「Sensinel by Analog Devices」 出所:Analog Devices

 Sensinel by Analog Devicesは、非侵襲性の小型ウェアラブルデバイス。心不全などの慢性疾患を管理するために、心肺機能測定値を取得する遠隔管理システムだ。

 患者自身が自宅でウェアラブルデバイスを装着し、3〜5分間心肺機能に関するデータを取得する。セルラーリンクを使用してSensinel CPMクラウドプラットフォームに自動的にアップロードされたデータは、クラウド上でSensinel CPMインテリジェントアルゴリズムを使用して詳細に分析される。

 半導体事業を手掛ける同社は、センシング、測定、コンピューティングなどの分野を中心に、ヘルスケア業界における専門知識を蓄積してきた。Sensinel CPMシステムは、これまで培ってきた同社のウェアラブルバイタルサインセンシングと信号処理技術に、循環器専門医の着想を組み合わせて開発した。

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