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高性能6軸センサーを搭載した低ノイズの慣性計測ユニット：組み込み開発ニュース
セイコーエプソンは、高性能6軸センサーを搭載した慣性計測ユニットの新製品「M-G370PDT」の量産を開始した。従来製品の特徴を併せ持つ、1インチサイズで低ノイズのプレミアムモデルだ。
セイコーエプソンは2024年3月7日、高性能6軸センサー搭載の慣性計測ユニット（IMU：Inertial Measurement Unit）の新製品「M-G370PDT」を発表した。同年2月より量産を開始している。
M-G370PDTは、1インチサイズ（24×24×10mm）で、低ノイズのプレミアムモデルとなる。従来機種「M-G370PDS」「M-G370PDG」の特徴を併せ持つことで、低ノイズかつ高精度計測が可能になった。
M-G370PDSと同じく、短期安定度を表す角度ランダムウォークが0.03度/√hで耐ノイズ性が高い。これにより、機器やシステムの微少な姿勢変化をより正確に検知できる。
また、M-G370PDGで可能になった、加速度センサーの検出範囲±8G／16Gの切り替え機能を搭載。ジャイロセンサーの全検出範囲でノンリニアリティ特性0.05％を可能にしており、ゆっくりした動作から速い動作まで高精度に計測できる。
M-G370PDTは、小型人工衛星やカメラジンバル、アンテナなどの制振制御のほか、産業機器などの振動、角度、軌道計測、無人機やナビゲーションシステムなど、さまざまなアプリケーションに適している。
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